本ブログの続編

本ブログの続編として,UT Austin滞在記があります.こちらはポスドクとしての滞在記です.

2018年7月25日水曜日

アメリカのGと殺虫剤

Gと書きましたが,ゴキブリのことです.「そんな話聞きたくもない!!」って方は読まないようにしてください.記事中にゴキブリの写真や動画はありませんが,ゴキブリからインスパイアされたロボットの動画へと繋がるリンクがあるため,注意してください.(もちろん,そのリンクの前で再度注意を促します)

さて,前回自炊3品目の投稿をしました.前回も書きましたが,「肉を漬け始め冷蔵庫に入れてから1時間半ぐらいしか経っていないなぁ.もう少し漬けたほうが良いんだけどなぁ.だけど,特にすることもないし,遅くなるのも嫌だしなぁ.」と考えながらキッチンに入ったときにゴキブリと遭遇しました.遭遇後すぐにゴキブリが狭い空間に逃げ込んでしまったため,仕留めるのに30分もかかってしまいました.こんなに時間がかかったのは自分がゴキブリと戦闘をするのが凄く久しぶりということもあったと思いますが… まぁ,お蔭で(?)肉を漬け込む十分な時間を稼げ,美味しいチキンソテーが食べられたと考えることにします.

実は,アメリカでゴキブリを見かけたのはこれが始めてではありませんでした.Atlantaは結構緑が多いので,2匹ほど路上で見かけていました.ただ,自分が見たのはもうすでに死んでいるものだったので,これが初の生きているゴキブリ,しかも屋内での遭遇でした.

ただ,自分はアメリカのゴキブリって【閲覧注意】このゴキブリインスパイアロボットの動画(注意:本物のゴキブリも出てきます!!しかも,初っ端から出てきますので,耐性がない方はリンク先に行かないでください!) に出てくるぐらい大きいものだと思っていたのですが,今までに見かけたゴキブリはそんなに大きくなかったです.どれもせいぜい5~6cmぐらいだった気がする.正直,日本の路上とか公園で見かけるゴキブリの方が大きい気がします.「成長するともっと大きくなるのでは?」という意見もあるかもしれませんが,毒エサやトラップのサイズから判断しても,日本のものと大して変わらないと思います.

まぁ,そういうことがあったので「清潔に保たれているとはいえ,自分の家も緑に囲まれているから多分ゴキブリ出るだろうなぁ.念の為,殺虫剤買っておくか.」と思って買っておいて正解でした.大体,500gで$5ぐらいだったと思います.ただ,日本のものと少し違うところがあるので注意が必要です.

写真の通り,ハエとかの飛ぶ用の殺虫剤とゴキブリとかの這う用の殺虫剤が売っています.自分は「ゴキブリに効くんだったらハエにも効くだろ」と思って,ゴキブリの絵が書いてあるものを日本で使っていたため,こちらでも同じ考えでゴキブリ用のを購入しました.ただ,ハエが出てきたときに使ったら,霧状でスプレーされるんじゃなくって水鉄砲みたいに液体が出てきました!パッケージにもSprayって書いてあるし,霧状のものが出ている絵が書いてあるのに!何とかそのときには床に止まったときにクリーンヒットを決めて退治しましたが,後日買ったのが左側のやつです…


で,「液体タイプを直接ぶっ掛ける訳だから,さぞ効果も強いんだろう」と思い,遭遇したゴキブリに使ったのですが,正直そこまで… 普通にダイレクトヒットしているのに逃げ回っているし… とはいっても隙間から再度出てきたところを見つけて噴射を初めて10秒以内に動きを止められましたが…

ただ,液体タイプだから後片付けが大変でした… まぁ,このお陰で美味しいチキンソテーが(以下略)

あと,Atlantaではゴキブリは普通によく出るみたいです.所属研究室の学生とこの出来事について話していたら,「夜は大学内にもたくさん出るよ.」という情報を教えてくれました.(親切にも「ココらへんによく出るよ」というところまで教えてくれました)そんな環境下で,1ヶ月滞在してまだ1匹としか遭遇していないというのは,かなり清潔で良い住環境なのではと思います.

最後に,1つ面白いなぁと感じたのは,先程のゴキブリインスパイアロボットを作成したのがHarvard大学だという点です.Harvard大学の緯度は,北海道と同じぐらいなので結構寒いです.自分も冬に一度訪れたことがありましたが,凄く寒かったです.そのため,普通に考えるとあまりゴキブリは出てこない環境だと思います.そういった環境にいる人達の方が,ゴキブリを頻繁に見る南部の大学よりも先にゴキブリをインスパイアしたものを作るというのが面白いなぁと.確か,同じくボストンにあるMITでもPop Roach(ゴキブリのイラストが載っていますので,「イラストも見たくない!」って方は行かないようにしてください.)っていう「ゴキブリの見た目を可愛く,そして食べられるように遺伝子操作して食糧危機を解決しよう」という研究がなされていたと思います.あんまり頻繁に見ていると研究しようという気持ちも起きなくなるんですかね?

それでは,これから暑くなってきて増えると思うので,自分も居住空間を清潔に保つようにより一層気をつけるようにします.(今も「カサカサ」と嫌な音がしていたのですが,音の発生源らへんを叩いたら,出てきたのはただのハエでした.良かった…)

0 件のコメント:

コメントを投稿