本ブログの続編

本ブログの続編として,UT Austin滞在記があります.こちらはポスドクとしての滞在記です.

2018年5月9日水曜日

大使館での面接

5月9日,アメリカ大使館にビザの面接をしに行きました.何か色々と失敗したとかこうした方が良かったなぁということがありましたけれども,ビザの許可は下りました.どんな感じだったかを列挙していきます.とりあえず全部書きなぐっていきますが, 基本的にはこの動画の内容と同じでした.

まず,面接予約の時間は8:30からにしました.有楽町線の永田町から徒歩15分ぐらいで到着,手荷物は以下の必須書類と補足書類をいれたクリアファイルと25cm×25cmのバッグのみ.
必須書類
  • オンラインDS-160確認書
  • 5cm×5cmの6ヶ月以内に撮影した証明写真(DS-160確認書左上に上下逆さまでセロハンテープを使って貼った)
  • パスポート(滞在予定期間に加えて6ヶ月以上有効なもの)
  • I-901 SEVIS費用支払確認書
  • ジョージア工科大学に発行してもらったDS-2019(最下部の欄にサインをする)
  • 面接予約確認書
補足資料
まず,財政証明書として以下の3つ+1つ
  • 銀行に発行してもらった残高証明書(英語表記でドル換算)
  • JSPSに発行してもらった採用証明書(研究奨励金月額を記載して貰える.ドルでの記載や特別研究員奨励費(科研費)の支給額を記載して貰うことはできない)
  • 東京工業大学の研究資金助成グループに発行して貰ったJSPS DC1に採用されていることを示す書類(上の書類と異なり,こちらは研究奨励金月額に加え,各年いくらの特別研究員奨励費(科研費)を支給されているかも記載して貰える.円ドルレートをこちらから伝えれば,ドル換算での証明書も作成して頂ける)
  • 日本学術振興会のWebサイトにあるDC1とは何かを説明している英語表記のページ(DC1って何かというのを英語で説明するのが難しそうだったため.雇用関係がある訳ではないけれども,奨学金というのも何か違う気がする…)
つぎに,「本国に財務的、社会的、家族的な強いつながりがあり、米国での留学プログラムの終了後に確実に帰国することを示す書類」として
  • 在学証明書
  • 卒業見込証明書(来年3月)
  • 戸籍謄本(日本語表記のものしか発行してもらえなかったので,英語に自分で翻訳した.テンプレートはWeb上で探せば,結構見つかる.自分が使ったのはこれ)
最後に,必要かどうか分からなかったけれども,既に作ってあったので
  • 英文履歴書
も付け加えました.学歴や論文のリストといったものを記載しました.

学歴を示す書類として学部課程・修士課程の卒業証書と成績証明書も添付しようかなと考えました.ですが,東京工業大学では博士課程の学生が修士課程の卒業証書と成績証明書を発行してもらうには申請書を書いて中2~3日ぐらい待たなければいけないということを教務課から聞き,間に合わなさそうだったので断念しました.(ちなみに,学部課程の卒業証書と成績証明書は即日OKとのこと.何で修士課程のものだけ時間が掛かるのかは分かりません)

以上の手荷物を持って予約時間5分前ぐらいに大使館の前まで行くと,警備員の方に「ビザ申請ですか」と聞かれて行列に案内されました.とはいっても予想していたよりも短く,10分もしないでセキュリティゲートに通されました.傘はこのセキュリティゲートの傘立てに預けます.まず,スマートフォンを箱の中にいれますが,Bluetooth機能を切るように求められます.これは大使館の中でもずっとそのままにする必要があります.特に,電源を切ったり機内モードにする必要はないみたいです.実際,待っているときにスマートフォンでメールとかWebページを見ている人も結構いました.

セキュリティゲートを通ると,大使館の入り口の行列に移動します.ここではこの順番に書類を並べることを求められます.DS-160確認ページと面接予約確認書のバーコードをスキャンされた後,再度セキュリティゲートを通って大使館内に入ります.

受付の窓口にクリアファイルに入れた必須書類と補足資料を提出したら,後は自分の番号が呼ばれるのをただ待つだけです.ただ,この番号を呼ばれる順番が良く分からない.上の動画中にもある通り1つの窓口に対して5人ぐらいの番号が表示されているのですが,たまに今まで表示がされていなかった番号がいきなり1番先頭に表示されたり,かと思うと一番先頭に表示されていた番号が見る見るうちに一番最後に移動されたりしていました.自分も「まだディスプレイに表示されていないから大丈夫だろ」と考えていたら,いきなり先頭に呼ばれ窓口に行くと3番目ぐらいに順番が変わっていた気がします.(ひょっとしたら,列の前に並ぶための呼び出しと実際に窓口で受付をするための順番を1つのディスプレイでするというシステムだからこういう風になっているのかもしれません)

番号が呼ばれて自分の番が来ると指紋を取られます.OKが出ると右側の面接を待つ列に並ぶように指示されます.

そして,いよいよ面接.大丈夫だろうかと思いつつ空いたブースに行くと,優しそうなアメリカ人の担当者が「おはようございます,名前は?」と日本語で質問してきました.「最初の内は日本語なのかな?」と思いながら名前を答えると,
  • アメリカには行ったことがありますか?仕事ですか?観光ですか? → 観光で行ったことがあります.
  • あなたは学生ですか?研究者ですか?(質問内容うろ覚えです)→Ph.D. studentです.
  • 行く場所はジョージア工科大学ですね.→はい
  • 今回は何をしにアメリカに行きますか?→研究をするためです.
  • どんな研究ですか?→Control Engineeringに関する研究です.(もう少し詳しく説明したほうが良かったかも…)
  • Sponsorは誰ですか?→ジョージア工科大学です.(受入先という意味だと思った) → だけど,DS-2019のこの欄とは違うんじゃない?(相手はこのプログラムでお金を出す機関のことを聞いていた)→すみません,JSPSから支給されているお金を使って行きます.
といった質問を全部日本語でされた後,「ビザは許可されました.一週間を目処に送ります.」とのこと.全部で2~3分程度,ひょっとしたらもっと短かったかもしれない… 答えている最中,「えっ日本語で良いの?」って思って返答だけでも英語にしましたが,「日本語で答えて良いんですか?」と聞いて日本語で答えるべきだったかなぁと…

そもそも,周りの人は英語での面接が結構多い印象だったのに何故自分は日本語でOKだったのか,さらに比較的短い時間で終わったのも不思議でした.よっぽど緊張して見えたのか,提出書類が多かったためあまり質問することがなかったのか,そもそも4~5ヶ月しか滞在しない学生ビザにそんなに時間かけられないということなのか良く分かりません.

ただ,何れにせよアメリカ入国というところまでは何とかできそうです.長かった… 今後は,アメリカできちんと生きていくための準備(衣食住と英語)・向こうでの研究の準備に専念します.


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