本ブログの続編

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2018年10月22日月曜日

DS-2019申請(3)

「なぜ今頃渡航前のことを書く?」と皆さん思っていると思います.自分もそう思いながら書いています.ただ,確実に渡航前にした苦労や準備を少しずつ忘れていっている気がするので,自分への備忘録も兼ねて書いていきたいと思います.

更新の順番がとんでもないことになって見づらいかと思いますが,右側のラベルでトピックごとに分類しているのでそれをクリックしてください.

とはいったものの,正直細かいところは覚えていないので,記憶に残っている面倒くさかったところを箇条書き+殴り書きしていきたいと思います.ただし,ここに書いてあるのは自分が感じたこと+多分そうだと思うみたいなものを多く含んでいるので,参考にするときには自己責任でお願いします.

1:こっちでやる研究テーマの欄に何って書けばよいのか?
これは結構迷いました.どのぐらい細かく書くべきなのか,そして細かく書くんだったら,受入研究室の先生と議論をして詰めなくてはいけないのかなぁと思ったからです.しかも,以前の投稿で書いたように自分の場合渡航後に研究テーマが決まったので,この書類を作っていた3月の時点ではまだ曖昧な方向性しかありませんでした.

このとき自分はどうしたかと言うと,「ロボットに対する制御問題を考えるよ」(実際は違うこと書きましたが,このぐらいふわっとした内容です)みたいにかなり大まかな方向性だけ決めて,受入教員のMagnus先生に「仮だけど書類を書かなくちゃいけないからこれで良いですか?」とメールをして「良いんじゃない.」と言われたのでそのまま書きました.で,これで何も問題はありませんでした.

ただ,DS-2019を発行されて,かつ大学のVisiting Scholar用のイントロダクションを受けた後である今どう思うかと言うと,多分もっとふわっとした内容でもDS-2019の発行という点では問題なかったのかなぁと思っています.(もちろん,内容が固まっているんだったらキチンと書いたほうが良いと思いますし,そちらのほうが受入教員の方からも「しっかりしているな」と思ってもらえると思います)

何でこんなことを思ったかと言うと,DS-2019の欄に「渡航してやる研究」っていう欄があるんですね.で,自分のその欄に書いてある内容は「(自分の受入研究室が所属している専攻名)の分野に関する研究」としか書いていないからです.「Control」という単語すらありません.なので,多分DS-2019申請書に書く研究テーマは「確かにその分野の研究をやるんですね」という裏付け的な内容でしか無いのかなぁと思いました.(何度も言いますが,書けるんだったらきちんと書いたほうが良いと思います)一方で,DS-2019に書いてある研究以外をすることは禁じられているので,あまり細かく書くのも問題なのかもしれませんけれどもね.まぁ,正直良くわからないといったところです.

2:特別研究員だと国から補助を貰って渡航するって申請するの?その場合,自国政府からお金をもらっている場合に出てくる2 year rule(2年間はアメリカで職や研究のための滞在が出来ない)に引っかかるの?
これも困りました.自分は特別研究員として採用していただいており,渡航費の一部を特別研究員奨励費で賄うつもりだったからです.(とはいっても自費で出している部分が多いですが…)ただ,日本学術振興会って独立行政法人だから,政府から支援を貰っているという形でもなさそうだし...  日本学術振興会に聞いてみたところ,特別研究員の給与や研究費は「日本国政府からの財政支援ではなく,独立行政法人日本学術振興会からの支援である」とのことでした.ということで上記のように申請をしたのですが,結局2 year ruleには引っかかってしまいました.なんでも,政府と関連性が高い団体からの支援も引っかかるようです.

ちなみに,2 year ruleに該当するかどうかは大使館のVISA発行面接時に決まるので,大学から送られてきたDS2019の該当部分には何も書いてありません.その後,大使館の面接時に面接官の人が判断して,チェックマークをつけるという感じです.

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