本ブログの続編

本ブログの続編として,UT Austin滞在記があります.こちらはポスドクとしての滞在記です.

2018年10月18日木曜日

英語

滞在して4ヶ月経ちましたが,まだまだ英語には不自由しています.一対一で話すときやよく話す人の発音は何となく分かるようになっているのですが,複数人で雑談しているときやネイティブの人が早く話しているときは話題に付いていくのすらやっとです.もちろん,ネイティブの人達にとっては普通の速さなんでしょうけれども...  来て直ぐのときはネイティブの人が他の人と会話しているときに「ほら,ほら」と日本語を喋っているようにしか聞こえず,少し経ってから「あっ,"Hold on, Hold on"って言っているのか」と一人納得したこともありました...

こういった環境に身を置くと,渡航前に使ったTOEFL用のListening教材やTEDのプレゼンが比較的優しく感じます.もちろん,まだまだ自分の実力不足もあってそれらの教材も難しいのですが,そもそも難しさの方向性が違う気がします.上に挙げたListening教材は基本的に聞きやすい環境下で少人数の人が話しているのを聞くだけです.また,その話す内容はとても整理されていて,内容を類推することもできます.そもそも,話す前の段階でプレゼンのタイトルとか「これからこのテーマの講義の音声が流れます」という情報からも予測することができます.

一方,当たり前ですが日常会話はそこまで整理されて話が進むことはなく,誰かが話しているときに他の人が口を挟んだり,また複数人の声が混ざることもあります.なので,上記の教材と同時に英語のTV番組やドラマ,ニュースといった複数人の声が混ざり話題がころころ変わるようなものを聞いて英語のListening力を鍛えると役に立つかもと思いました.



これは母国語に置き換えるとイメージしやすいと思います.例えば,日本語を勉強している外国の方がいたとして,その人がリスニング教材や日本語の授業やプレゼンをしている動画を聞いて勉強しているところを想像してみてください.確かに,一対一での会話や授業を受けるといった場面ではとても役に立つと思います.しかし,複数人での雑談についていけるかというと,それはまた別の能力が必要でしょう.日本語でも会話でスラングや省略形使いますしね.

ある意味,TOEFLは英語で授業を受けられるか,大学の事務などで必要な情報を入手できるかという点を測るテストなので,この部分をきちんと測れているという点で良いテストなのでしょうが,雑談とかはまた別の能力かなと.(偉そうなことを言っていますが,自分のTOEFLの点数はそんなに良くありません... 勉強時間が2週間しかなかったからと言い訳をしたいですが,多分いま受験しても点数はそんなに変わらないだろうなぁ...もっと勉強しなければ...)

次に,自分から話す際には単語力が必要不可欠だということを痛感しています.そもそも自分が表現したい言葉が分からないと話したくても話せません... ReadingやListeningでは前後の文脈から単語の意味を類推できますが,Speakingではそうも行きません... 当然,発音や文法も気をつける必要があるのですが,それよりも語彙力かなぁと.基本,文法が少しおかしくても,文章を短く区切って話せば伝わっていると思います.一文が長いと文法がどんどんおかしくなって伝わりづらくなると思います.最悪のときは,自分で自分が何を喋っているのかすら分からなくなります(笑).

最後に,英語能力が不足していることで起こる不利益を書いておきます.日本にいる頃から,「英語能力が不足しているということは,Web上での情報や論文で自分が得たい情報を入手できないということだ」と思っていましたが,こちらに来てからそれをさらに強く実感しています.何気ない雑談や研究関連でのミーティングでも自分が聞き逃したり理解できない部分があるということは「他の人が得ている情報をみすみす逃している」ということになります.もちろん,後で聞き返したりもできるとは思いますが,そんなに頻繁に聞き返すわけにもいかないと思います.特に,自分が興味がある話題で理解できない部分があると「こんなに近いところに重要な情報があるのに,自分の実力不足で手が届かない」というもどかしさを強く強く感じます.

正直,あと2週間で帰国してしまうため,帰国前に英語能力が劇的に向上するということはないでしょうが,英語を勉強するモチベーションはより向上したと思います.帰国後も英語の学習に励んでいきたいと思います.
(特に,SpeakingとかWritingといったOutput側の方ですね.もっと短い時間でより良い英語の論文を書けるようにもなりたい… 研究成果が無いとそもそも書けないけど(笑))

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